入浴介助の注意点・方法を紹介しています。
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介護方法 入浴介助

◆入浴の目的と注意点
入浴は身体の清潔を保つのに最良です。
また全身の血行をよくし、硬くなった間接をやわらかくします。
入浴ができない場合は、清拭をすることで、身体の清潔を保つことができます。

入浴は体を清潔にします。
入浴は血行がよくなり、手や足の機能回復に役立ちます。
入浴は全身がリラックスします。
入浴時、全身の状態チェックができ、床ずれ・皮膚疾患の予防になります。

しかし入浴は、血圧の変化などで身体に与える負担は大きなものがあります。
入浴前の身体の状態、入浴中の身体の状態、入浴後の身体の状態に気を配り、安全で心地よい入浴になるよう、以下の注意点に留意してください。

(入浴前の注意点)
排泄をできるだけしておく。(おむつをしてる方はこの限りではありません)
血圧、体温、脈数、呼吸数など普段と変わりないこと。
そのほか身体の状態に変化がないこと。
空腹満腹時(食事の1時間前後)は避けること。
脱衣場、浴室は22〜25℃に保ち、急激な体温変化をさせない。
急変時に対応できるようにする。。
(入浴中の注意点)
体調の変化や気分が悪くなった時はすぐに中止し、医師・看護士に連絡する。
浴室内で滑らないように支える。
心臓より下まで湯船につかる。(心臓への負担を軽減するため)
その人にあった入浴をする。
(入浴後の注意点)
体調の変化や気分が悪くなった時は、医師・看護士に連絡する。
湯冷めしないようにふき取り、感想を徹底する。
水分を補給する。(脱水予防)

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◆入浴介助の順序と方法

ここでは、いろいろな方に合わせた入浴介助の順序と方法を紹介します。
入浴は急激な体調の変化などがありますので、その人の身体状態、健康状態に気をつけながら、その人に合わせた方法で意思を尊重しながら行ってください。


ほぼ自立で入浴できる方の介助と見守り    片麻痺のある方の入浴介助
全介助の方のシャワー入浴介助    機械浴の介助


ほぼ自立で入浴できる方の介助と見守り
@ 衣類を脱ぐ時、必要に応じて声がけをし介助をする。
A 浴室を歩く時は、手と腰を軽く持って支える。
B 椅子に掛けていただいて、足元からシャワーのお湯を掛けてもらう。
C 頭を洗っていただく。終わったらよく拭いていただく。(必要に応じて声がけをし介助する)
D 洗顔していただく。
E 体を洗っていただく。上半身→下半身→陰部の順が基本です。(必要に応じて声がけをし介助する)
F 湯船に入っていただく。(必要に応じて体を支える)
G 湯船から出たら、かけ湯をする。
H 身体の水分を十分に拭き取り、手早く着替えて整容します。(必要に応じて声がけをし介助する)
I 休息と補水をしていただく。
*ほんの一例です。その人に合わせた方法で意思を尊重して介助してください。

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片麻痺のある方の入浴介助
@ こちらを参考にして、衣類を脱ぐ。
A 浴室を歩く時は、手と腰を軽く持って支える。(歩行が困難な時は、シャワー入浴が好ましいです)
B 椅子に掛けていただいて、足元からシャワーのお湯を掛けてもらう。
C 頭を洗っていただく。終わったらよく拭いていただく。(必要に応じて声がけをし介助する)
D 洗顔していただく。(必要に応じて声がけをし介助する)
E 体を洗っていただく。上半身→下半身→陰部の順が基本です。(必要に応じて声がけをし介助する)
F 湯船に入っていただく。椅子に座って健側の足から湯船にいれ、次に患側の足を入れる。
G 湯船から出る時もFと同様。
H 身体の水分を十分に拭き取り、手早く着替えて整容します。(必要に応じて声がけをし介助する)
I 休息と補水をしていただく。
*ほんの一例です。その人に合わせた方法で意思を尊重して介助してください。

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全介助の方のシャワー入浴介助
(用意するもの)
入浴介助椅子  タオル  入浴ベルト  足浴用の桶  排泄用の桶
(介助者2人でのシャワー入浴介助)
@ こちらを参考にして、衣類を脱がす。
A ズボンを脱ぐため抱えた時に、車椅子にバスタオルを敷く。
B 車椅子で浴室に入り、入浴介助椅子に移乗する。
C 両足を足浴用の桶に入れ、全身をシャワーで暖める。
D 顔にお湯が流れないように介助者一人が生え際にタオルをあて、同時に耳の穴を押さえる。
E 頭を洗う。終わったら頭を拭く。
F 洗顔をする。(できることがあったら積極的にしていただく)
G 体を洗う。上半身→下半身→陰部の順が基本です。(できることがあったら積極的にしていただく)
H お尻を洗う時は入浴ベルトを使い抱えて、もう一人の介助者が洗う。
I かけ湯をする。
J 身体の水分を十分に拭き取り、手早く着替えて整容します。
K 休息と補水をしていただく。
*ほんの一例です。その人に合わせた方法で意思を尊重して介助してください。

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機械浴の介助
機械浴には「寝た状態で入浴できるもの」と「車椅子に座った状態で入浴できるもの」があります。
それらを使用するには、機械浴を熟知しなくてはいけません。しかし、衣類の脱着や洗体の順序などは変わりありませんので、安全に行ってください。

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